NSW州 Working with Children Check
オーストラリアで子供と接する仕事に従事する際には、"Working With Children Check" と呼ばれる手続きが必要となります。各州ごとに呼び名やルールが若干異なります。幼稚園や学校のボランティアやインターンシップでも、プログラムに参加する前に Working With Children Check の申請をする必要があり、留学生やワーキングホリデーの方も例外ではありません。
Working With Children Check とは
Working With Children Check とは、子供に関わる仕事やボランティアに従事する者が受けなければならない審査のことです。この審査には犯罪歴審査なども含まれます。
Working With Children Check の結果によって、子供と接する仕事をすることが5年間許可されるか、あるいは子供に関わる仕事を一切禁じられることになります。許可が下りた後も継続的なモニタリングの対象となりますので、場合によっては許可を取り消されることもあり得ます。
NSW州の Working With Children Check の許可は、州内であれば雇用主が変わっても継続して使用することができます。
Working With Children Check が必要となるケース
子供に関わる仕事に従事する従業員、ボランティアスタッフは Working With Children Check の審査が義務付けられています。ここでは主に、留学生やワーキングホリデーの人に関係しそうなケースに絞って話を進めます。
以下に当てはまる人は審査が義務付けられています。
- 学校、幼稚園、チャイルドケアセンターなどで雇用された場合および、ボランティア、インターンシップなどで働く場合
- 子供向けのスポーツクラブやレクリエーションのスタッフ(ボランティア、インターンシップも含む)として継続して働く場合(レフェリー、審判などとして働き、子供との接触がほとんどない場合は不要)
- オペア(Au-pair)、デミペア(Demi-pair)として子供の世話やベビーシッターなどを行う場合(友人の子供の世話などの場合は不要)
Working With Children Check 申請
子供に関わる職業の有給の従業員(paid employee)の場合は、ブルーカードを申請すれば、発給を待たずに業務を開始することができますが、ボランティアスタッフや訓練生の場合は、ブルーカードを受け取るまで活動をすることができません。ブルーカードの申請から発行までは28日間以上かかる場合がありますので、申請は余裕を持って行いましょう。ただし、まだ働く組織が決まっていない段階ではブルーカードの申請はできません。
申請料
NSW州の Working With Children Chick 申請料は以下の通りです(2024年1月現在)。
- 有給の従業員(Paid employee)の場合: $80
- ボランティア、学生/訓練生の場合: 無料
申請方法
子供と接する仕事に従事する場合(ボランティア、インターンシップを含む)は、NEW州政府公式サイト - Working With Children Checkからオンラインで申請可能です。
* 不適格者(Disqualified person)に該当する者がWorking With Children Check申請書に署名をすることは犯罪となります。"Disqualified person" の定義は申請用紙の4ページ目に載っていますが、こちらに該当する場合はそもそもオーストラリアに入国することができないでしょう。
カード所持者の住所変更等の届出
住所や電話番号に変更があった場合には、Working With Children Check 公式サイトの Chenge WWCC Registration Detail のページからオンラインで届け出ることができます。