フードコート(寿司屋)の仕事
ショッピングセンター内フードコート
オーストラリアの一般的なショッピングセンターは、平日・土曜日は9:00~9:30amに開店し、5:00~6:00pmに閉店します。日曜/祝日の営業時間は若干短く、10:00(または10:30am)開店、4:00(または4:30pm)閉店となります。また、木曜日(または木金)は、Late night shopping と呼ばれ、9:00pm頃までオープンするところも多いです。
大型のショッピングセンターには銀行や映画館、図書館なども入っており、フードコートも複数のエリアに設けられています。ちなみにメルボルン南東部にあるオーストラリア最大規模のチャッドストーン・ショッピングセンター(Chadstone Shopping Centre)は、面積が190,000m2(東京ドーム4個分の面積)で店舗数は530といった規模になります。
オーストラリアの大型ショッピングセンターには必ずフードコートがあり、ワーキングホリデーの人々に人気のアルバイト先の一つとなっています。その中でも寿司屋(Sushi Kiosk などとも呼ばれています)は日本人経営の場合も多く、日本人のワーホリの皆さんにとっては比較的採用のハードルが低い傾向にあります。とは言ってもフードコートのお客さんはほぼ100%がローカルの人々ですので、英語は避けては通れません。求人に複数の応募があった場合には、英語力で採用が決まってしまうことも多々あります。
下に体験談を紹介したアユミさんの場合、地元がオーストラリアにある都市と姉妹都市だったそうです。彼女は市のボランティアメンバーとして国際交流に参加し、それが縁で知り合った人がオーストラリアには大勢いて、そんな人たちともう一度会いたいという思いから、ワーキングホリデービザを取得しオーストラリアに来たそうです。
アユミさんの体験談
私はケアンズにあるショッピングセンター内のフードコートにあるテイクアウェイのお寿司屋さんで働いていました。
お客様の大半は外国の方で、食材に関する質問をよく受けます。 一緒に働いているスタッフは9割が日本人なので、スタッフ間でのやり取りは日本語で、仕事の内容や指示もきちんと理解できます。また、お店によっては賄いが出るところもあるので、食費が浮いたり、日本食に困らなかったりという嬉しい特典が付くこともあります。
働くきっかけはレジュメを持っての飛び込みでした。その時は募集はしていないと断られたのですが、次の日に電話があり、面接し、即日採用。ワーホリの仕事探しは運とタイミングが大切です。
仕事内容は主に【販売】【寿司作り】【調理】の3つ。メインとなる仕事内容により出勤時間が変わります。仕事で大切なことはキッチンはスピード。テキパキ仕事をこなすことが求められます。私は「のんびり派」なので、「もっと早く!」とよくお言葉をいただきました(笑)販売は笑顔。明るくハキハキと喋ることが何よりも重要となります。接客業をずっと続けていたので、こちらは得意中の得意!なので、私の主な仕事内容は販売が7割、寿司作りが3割といった感じです。 仕事の楽しみはやはり毎日変化があること。オーストラリアはお客様もフレンドリーで何かと話し掛けてくれるので、日々新しいことの発見があります。 大変なことは【朝が早いこと】と【英語】です。お寿司を作るときの出勤時間は朝の7:00でした。日本では完全な夜型人間だったので、最初は起きられるかどうか、かなりドキドキしました。
そして、やはり言葉の壁は大きい!私は日本で渡豪直前までの約10年、英会話スクールに通っていました。海外旅行では困らないレベルと自負していたのですが、伸びた鼻はさっくり折られました(笑)。最初はお客様が何を言っているのかさっぱり。聞き取るのに精一杯。何回聞き直しても、聞き取れる単語は1つか良くて2つくらい。何度聞き直してもサッパリなときもありました。意味がわかっても、今度はそれを伝えるのに四苦八苦。知ってる英単語やThis, That, It、ジェスチャーで伝えるという感じです。 それでも、仕事が慣れてくるに従い、聞き取れる単語も増え、伝え方も英語を話せるスタッフに聞いたり、調べたりしてお客様と簡単なコミュニケーションを取れるようになりました。
出勤時間は朝からお昼ごろまでがほとんどなので、終わってから友達と買い物に行ったり、ご飯を食べたり、飲みに行ったりと、自分の時間を取れるのも魅力です。
スタッフも同年代のワーホリさんが多いので、職場は大学のサークルの様な雰囲気です。 働くときは真面目に働き、遊ぶ時はガッツリ遊ぶという人にはぴったりの職場だと思います。